郵船ロジスティクスは5月25日、同社マレーシア法人の TASCO BERHAD(TASCO社)が、マレーシア日本人商工会議所主催の流通・サービス部会で、「マレーシアにおけるコールドチェーンロジスティクスの現状と見通し」について講演を行ったと発表した。
TASCO社は2017年に設立したコールドチェーン物流事業会社TASCO YUSEN GOLD COLD SDN BHD(TYGC社)の下、マレーシアでのコールドチェーン事業を拡大し、品質に重点を置いて各種サービスを展開している。同講演は5月18日に行われ、TASCO社の山田徳彦 EXECUTIVE DIRECTORが、コロナ禍における物流マーケットの現状や、TASCO 社およびTYGC社の実績とサービス紹介、マレーシアにおけるコールドチェーン物流マーケットや今後の見通しなどについて、マレーシア日本人商工会議所会員に講演を行った。
TYGC社は、国土交通省がリードし日本規格協会が発行した「BtoB コールドチェーン物流サービス規格(JSA-S1004)」の取得に向けても積極的に取り組んでいる。JSA-S1004基準を満たすことはマレーシア政府が取り組むフードバンク構想実現への貢献も期待され、フードロス削減に向けて協力していく考えだ。
同社は今後も、高品質で環境にやさしいコールドチェーン物流インフラの構築ならびに提供に向けて取り組んでいくとしている。