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NTTロジスコ/大手通販企業で20%の物流キャパシティ強化

2021年05月31日/3PL・物流企業

NTTロジスコは5月31日、大手通販企業のオークローンマーケティングの物流業務を担当し、キャパシティの20%拡大を実現し、コロナ禍の「巣ごもり需要」の荷量波動に対応したと発表した。

<オークローンマーケティング千葉ロジスティクスセンター(千葉県市川市)>
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オークローンマーケティングはトゥルースリーパーやクッキングプロ等多くの人気商品を「ショップジャパン」ブランドを通じて展開している。同社は通販ならではの荷量波動への対応や顧客のオーダーに対する個別対応の効率化などの課題を抱えていた。

2011年よりオークローンマーケティングの物流パートナーを務めるNTTロジスコでは、ここまで10年がかりで数々の改善を進めてきた。現在は単なる物流の枠にとどまらず、品質検査や返品業務、B to B受注業務、再生業務といった領域の手伝いも行っている。

そこで、NTTロジスコでは、従来の千葉にある倉庫だけでは、いずれキャパシティを超えることは明らかだったことから、東西2拠点での物流運営を提案。その後2020年4月のコロナ禍による緊急事態宣言に端を発した外出自粛の流れは、多くの国民の意識を変えた。暮らしに役立つ便利な日用品や家電などが“巣ごもり需要”で売上を伸ばし、同社の荷量波動も急上昇した。

しかし、すでに東西2拠点の運用で20%の物流キャパシティを強化できており、中国・四国エリア向けの納品リードタイムの短縮や配送コスト削減という効果も出たという。

今後の売り上げ拡大に備えて、オークローンマーケティングSCMディヴィジョンの石川 順朗ダイレクターは「従来のような梱包の大きな商品のみならず、今後は小型の商品を定期配送する計画もあり、商品の形状はより多様化する見込み。お互いが強いるわけではなく、建設的にベストなソリューションを模索する良好な信頼関係のもとで、これらの課題解決にも取り組んでいきたいと考えている。そのほかにも豊富な物流の知見やノウハウを持つNTTロジスコの力を借りて、さらなる効率化、コスト削減を一緒に推し進めていきたい。もちろん、NTTグループのAI、IoTといったITを活用した改善提案にも大いに期待している」とコメント。

■事例紹介
https://www.nttlogisco.com/case/olm/

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