日本郵船は6月14日、新型コロナウイルスの感染拡大で医療崩壊の危機に瀕しているインドへの緊急医療支援として、医療用酸素シリンダー988本を無償提供したと発表した。
酸素シリンダーは、政府と連携して対応に当たっているタタ・グループ傘下のタタ・スティール社のCSR部門であるタタ・スティール・ ルーラル・ディベロップメント・ソサエティへ、5月28日と6月9日の2回に分けて提供。空輸した医療用酸素シリンダーはインド国内の自治体に届けられ、さまざまな医療機関に配布される。
日本郵船にとってインドはビジネス拠点であることに加え、船員供給国の一つでもあるため、同国への支援には大きな意義があるとしている。