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景気動向/運輸・倉庫業界の景気DI値1.8ポイント増

2021年08月04日/調査・統計

帝国データバンクは8月4日、「TDB景気動向調査(全国)」の7月調査結果を発表した。

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それによると、7月の景気DIは40.7(前月比1.6ポイント増)となり、2か月連続で改善した。国内景気は、新規感染者数の増加が続いたものの製造業がけん引し、回復傾向が継続。今後は、感染拡大防止と経済活性化を見極めつつ、回復傾向で推移すると見込んでいる。

「運輸・倉庫」業界の景気DIは36.3(1.8ポイント増)だった。

業界の景況感に対する企業の声では、「主要顧客とする自動車・素材関連メーカーが全体的に好調。また、国際部門が大きく売り上げを伸ばしており、業績を押し上げている(普通倉庫)」「半導体の供給不足による取引先の減産傾向がしばらく続く(こん包)」「新型コロナウイルスの影響もあるが、東京五輪・パラリンピック開催の影響で流通に影響が出ている(一般貨物自動車運送)」といった意見があがっている。

先行きについては「新型コロナウイルスの影響が収まれば、物流は再度活発化していく(港湾運送)」「軽油価格の高騰が続いており、先行き不透明(一般貨物自動車運送)」「半導体不足もすぐ解決するとは思えず、相当な期間が必要となる(特定貨物自動車運送)」「倉庫・輸送の荷動きが読めない状況である(普通倉庫)」などの声があった。

 

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