商船三井は8月10日、新型コロナウイルスの急激な感染拡大が続くインドネシアの状況から、医療関連の援助物資を調達し、緊急配送することを決定したと発表した。
8月4日に酸素濃縮器(酸素マスク付き)が空輸でインドネシアのジャカルタに到着し、今後同国内の船員教育機関や医療機関等に届けられる。
同社グループはインドネシアにおいて、エネルギーやケミカル、鉱石などのバルク貨物、完成車等の海上輸送のみならず、航空輸送や通関サービスを含む物流事業、およびLNG船等を対象とした船舶管理事業も展開している。
また同社はLNG船やバルカー等、多くの運航船にインドネシア人船員を配乗しており、インドネシア人船員はコロナ禍においても同社の安全運航を支えている。
同社グループと深いかかわりを持つインドネシアにおいて、新型コロナウイルスの感染が収束し、人々の生活が一日も早く落ち着きを取り戻すことを願っている、としている。