昭和電工は8月30日、アミノ酸の一種で主に食品添加物として使われるグリシンの販売価格を9月16日出荷分より引き上げると発表した。
値上げ幅は50円/kg以上。
グリシン事業は、原材料の価格上昇、包装材などの諸資材費用増加に加え、物流諸費用の高騰により厳しい事業環境にある。さらに、安定生産のための設備維持や品質管理のための費用も増加している。この製品の原材料の安定確保・製品の安定供給を維持するため、自助努力を重ねてきたが、顧客にコスト上昇分の一部について負担をお願いせざるを得ないとの結論に達したもの。