歯愛メディカルは10月7日、石川県能美市の福島産業団地に新物流センター「能美ロジスティクスセンター(仮称)」を建設すると発表した。
新物流センターには総額230億円を投資する。敷地面積6万5000m2に延床面積5万3000m2の建屋を建設する計画で、11月に着工し、2023年1月の竣工、同年中旬の稼働開始を予定している。
同社は、近年の売上増加とコロナ禍における感染対策商品・衛生用品の受注増によって出荷遅延が発生したことから、商品の保管・出荷能力の強化を検討していた。
新物流センターの建設によって、商品の保管・出荷能力を現行比3倍以上に高め、さらに自動倉庫設備を導入することによって作業効率と生産性の向上を実現する。
また、より多くの商品を保管することが可能になることから、これまで以上に顧客からの多様なニーズに応えるとともに、出荷体制の安定化及び迅速化を目指していく。
なお、同社は2020年11月に経済産業省「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金」の採択を受けており、交付金を新物流センターの建設資金に充てる予定。
■能美ロジスティクスセンター(仮称)概要
建設地:石川県能美市福島産業団地 土地区画整理事業施工地区内5街区2
敷地面積:6万5329m2
延床面積:5万2734m2
構造:鉄骨造 地上2階建
保管品目:15万SKU(予定)
投資額:総額230億円(予定)
着工:2021年11月(予定)
竣工:2023年1月(予定)
稼働時期:2023年中旬(予定)