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セイノーHD/4~9月の売上高5.4%増、営業利益39.2%増

2021年11月12日/決算

セイノーホールディングスが11月12日に発表した2022年3月期第2四半期決算によると、売上高2949億5400万円(前年同期比5.4%増)、営業利益126億4600万円(39.2%増)、経常利益141億5800万円(27.1%増)、親会社に帰属する当期利益86億7000万円(33.6%増)となった。

セグメント別では、輸送事業の売上高は2196億3600万円(3.6%増)、営業利益は91億900万円(45.3%増)となった。

輸送事業においては、中期経営計画のもと、顧客の輸送での困りごとを解決するため、Webから入力するだけで、パレットサイズから1車貸し切り単位まで貨物量に見合った最適なサービスをワンストップで提案する「セイノー輸送なびPro」を活用し、着実に実績を上げた。

輸送事業の中核会社である西濃運輸では、コロナ禍での経済活動の停滞により大幅に減少した取扱貨物量が十分に回復しない中、蓄積した業種別の実績データ分析による好調業種への積極的な渉外や、渉外履歴を含む顧客情報を一元管理する「顧客カルテシステム」を活用し、更なる取扱貨物量の確保に取り組んできた。

また、配送情報を事前に提供することにより、着荷主の荷受け準備などの次工程の効率化にも繋がる「着荷主アプリ(配達情報通知サービス)」の導入を開始し、顧客の輸送の課題解決に取り組んできた。さらに、
取扱貨物量に相関するよう費用の最適化を行い、路線便の運行効率化等に取り組んだ。

さらに、労働環境改善のための拠点リニューアルを継続するなど、社員のES向上に努めてきた。拠点展開では、西濃運輸の相模原支店をロジ・トランス機能を有した大規模多機能型施設へ移転した。

通期は、売上高6070億円(2.5%増)、営業利益295億円(20.1%増)、経常利益321億円(15.7%増)、親会社に帰属する当期利益205億円(23.0%増)を見込んでいる。

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