キリングループロジスティクスは11月15日、 広島市安佐南区に物流拠点「広島西風新都センター」を新設し、11月19日から出荷を開始すると発表した。
「広島西風新都センター」では、キリンビールの商品を広島近郊エリアへ安定的に供給するとともに、将来的なトラックドライバー不足などの社会課題解決を目的に開設する。
従来、広島エリアへのキリンビール商品の出荷は主にキリンビール岡山工場から行ってきたが、同工場から広島近郊エリアの配送先までは片道約200kmにも及ぶ長距離輸送となり、ドライバーの拘束時間が長い状態だった。また、災害発生時には長距離輸送であるが故に道路寸断による配送遅延といったリスクが高い状態でもあった。
今後は、「広島西風新都センター」を稼働することで、広島近郊の配送先までの距離が約6~9割短縮されるとともに、ドライバーの拘束時間も約半分に短縮される。これにより、ドライバーの労働環境が改善されるとともに、遅配や災害発生時の配送困難リスクも低減され、広島近郊エリアへ商品の安定供給が可能となる。
■キリンビール広島西風新都センター 概要
所在地:広島市安佐南区伴南2-5-8(2・3階)
使用倉庫:東部ネットワーク
倉庫床面積:約7920m2