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ギークプラス/アルペンがAGVを追加採用、出庫能力3倍に

2021年12月01日/IT・機器

ギークプラスは12月1日、アルペンが東日本フルフィルメントセンター(千葉県印西市)でギークプラスのAI物流ロボット「EVEシリーズ/P800R」を追加採用したと発表した。

<アルペン東日本フルフィルメントセンターで稼働しているEVE>
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東日本フルフィルメントセンターは、プロロジスパーク千葉ニュータウン内で2018年に開設した物流拠点。今回、アルペンのビジネス伸長に合わせて、アッカ・インターナショナル(ACCA)の物流オペレーションのもとロボットエリアの拡張を実施し、1フロア2万3000m2の同センターを自動搬送ロボット専用センターに一新した。

自動搬送ロボット216台、搬送棚3207台、ステーション19台を設置しており、ギークプラス製の自動搬送ロボットとしては国内最多の採用台数となる。

また、アルペンではロボットに適合する商品を選定し、非ロボットセンターと切り分けた2拠点体制へと移行。これにより、ロボットセンターは飛躍的に作業効率が向上し、成長率が150%以上であるECビジネスに対応できる体制となり、保管能力が2倍、出庫能力が3倍に拡大した。

ギークプラスでは「EVE P800R」などの製品ラインナップの増加をはじめ、コンサルティング事業などのサービスの拡大を行っている。今回、アルペンがECの成長戦略の促進と多種多様な商品サイズ・SKUに対応するため、物流拠点のさらなる自動化を推進する上でロボット導入効果を最大化するにあたり、ギークプラスとACCAが共同チームを立ち上げ、「コンサルティングプロジェクト」を始動した。

ギークプラスはメーカーである優位性を生かし、システム内外の情報連携・ロジックの最適化をし、ACCAは今までのロボットオペレーションの知見を生かすことで、出荷効率と出荷キャパシティの最大化を図る。

アルペンは、この取り組みによって配送リードタイムの短縮など、より充実したサービスをEC顧客に届けられる仕組みを実現し、作業生産性を国内トップレベルに引き上げた。

ギークプラスでは、ロボットの活用がスタンダード化しつつある物流業界で、今後はロボットをただ導入するだけでなく、取り扱う商品・運用特性に合わせて「ヒトがロボットを使いこなせる仕組み」を構築していくことが大きな付加価値となると考えており、コンサルティングによる短期的な改善に加え、現場主導での継続的な改善ができるよう、ロボットの生産性を可視化するアプリケーションの開発も進めている。

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