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パスコ/部分最適から全体最適へ、次世代TMSサービス開発

2021年12月01日/IT・機器

パスコは12月1日、新たな発想のもと、次世代の輸配送管理システム(TMS)を開発しており、12月より営業を開始すると発表した。

<次世代のTMSソリューション「LogiSTAR Geospatial LINKS」>
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新たな物流ソリューション群を「LogiSTAR Geospatial LINKS」とし、Geospatial(空間情報)とLogistics(物流)、2つの技術を融合した輸配送全体の最適化を支援する新たなソリューションへと進化。2022年5月にサービス開始を予定している。

物流業務の効率化の一つとして様々なシステムが提供され、DX化を推進する動きが活発化しているが、輸配送管理システムの多くは物流全体で見た際の下流にあたるラストワンマイルの部分に特化したものが多く、上流部の輸配送の効率化まで及ばず、車両不足や労働規制に対応する物流全体の効率化・最適化にまでは至っていない。すべての輸送領域での全体最適化、モーダルシフトへの対応、労務管理など、TMSに求められる課題は多岐にわたる。

LogiSTAR 配車管理簿の開発・販売・導入支援、運用定着に向けたユーザーサポートで培った物流輸配送のノウハウをもとに、パスコの物流ソリューションは、新たなTMSへと進化する。幹線からの輸送、物流センターや地場配送など、輸配送の全体を最適化し、次世代物流のフィジカルインターネットの実現を支援するとしている。

なお、5つのサービスについて順次機能を強化していく。そのサービスは、1.中長距離の基幹輸送を支援する「Line」、2.ラストワンマイルまでの地場配送を支援する「Local」、3.ドライバーのステータスを管理する「Status」、4.関係企業や部署の相互連携にむけ情報共有する「Eyes」、5.最適なルートを導き出す計算エンジン「Brain」だ。

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