佐川グローバルロジスティクス(SGL)は12月10日、佐川急便、ナイキジャパングループ合同会社、3PL事業を展開するアッカ・インターナショナルと共同で運用するモーダルシフトの取り組みにおいて、「令和6年度 第1回モーダルシフト優良事業者大賞表彰」(主催:日本物流団体連合会)の「革新的取組み部門賞」を共同受賞したと発表した。
<表彰式の様子(左から)日本物流団体連合会 、ナイキジャパン、SGL、佐川急便、アッカ>
受賞件名は「千葉県~九州7県間の幹線輸送を貨物鉄道輸送に転換」。概要は、物流の「2024年問題」への対応や環境負荷低減は、荷主企業や物流業界において、解決すべき重要な社会課題。この課題を解決すべく、SGLが取り組みを企画・推進し、4社で協議を重ね、これまでトラック・鉄道・船で輸送していたナイキの関東発九州向け貨物を、すべて鉄道輸送に切り替えるモーダルシフトを実施し、幹線輸送ドライバーの労働時間の大幅な削減とCO2排出量の削減を実現したもの。
スキームは、ナイキ倉庫2拠点の九州向け貨物を、アッカが運営するナイキ倉庫の千葉県内の拠点に集約のうえ九州のエリア別に仕分けてコンテナに積み込み、九州向け貨物をすべて鉄道輸送に切り替えるモーダルシフトを実施している。さらに、コンテナに積み込む際、ナイキ以外の九州向け貨物もあわせて積載することで、高い積載率を実現した。
この取り組みにより、CO2排出量を年間24.1トン削減(削減率:59.0%)している。また、幹線輸送ドライバーの運転時間を年間5460時間削減することができ、環境負荷低減と安定的で持続可能な輸送の実現に貢献している。
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