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DHL/国際貿易は回復基調、コロナ禍前上回り過去最高を更新

2021年12月01日/調査・統計

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DHLとNYUスターン・スクール・オブ・ビジネスは12月1日、「DHL国際連結性指数(GCI:Global Connected Index)」の2021年版を発表した。

DHL国際連結性指数は、国際的な貿易、資本、情報、人の流れ(フロー)をベースにグローバル化を測る指標。各国の国内活動に対する国際的なフローの規模(深さ)と、国際的なフローがグローバルに分散しているか、より狭い範囲に焦点を当てているか (幅広さ)の両方を追跡測定している点が特徴で、2001~2020年の国と国のフローに関する350万以上のデータポイントを網羅している。

今回で10版目となる同レポートでは、国際的な貿易、資本、情報、人の流れを分析し、パンデミックがグローバリゼーションに与えた影響について新たな見解を示している。

レポートでは、貿易、資本、情報、人の流れは、パンデミックによってそれぞれ異なった影響を受けていると指摘している。

物品の貿易は、パンデミック初期に急激に落ち込んだ後、2020年末までにパンデミック以前の水準を超えて回復し、2021年には過去最高を更新している。

海外直接投資の流れは、2020年の貿易水準よりも落ち込んだが、2021年には完全に回復する見通し。

情報の流れは、交流のオンライン化によって2020年に急増したが、情報の流れにおけるグローバリゼーションの長期的な減速が解消されることはなかった。

最も大きな影響を受けたのは国際的な人の流れだが、徐々に回復してきている。海外旅行は2020年に73%減少したが、2021年の半ばから回復の兆しが見られるとしている。

2020年半ばからの国際貿易の急増は、物品の構成が大きく変化したにもかかわらず、当初の予測をはるかに上回った。感染対策のための物品の貿易が急増した一方、その他の多くの物品の貿易は減少した。また、感染拡大によって貿易がより地域化に向かうという予想に反して、2020年の貿易は平均で、より長距離間で行われた。資本、情報、人の流れのデータでも、グローバリゼーションからリージョナリゼーションへのシフトを示す明確な証拠はなかった。

DHLエクスプレスのジョン・ピアソンCEOは「パンデミックから1年半が経過した今、パンデミックはグローバリゼーションを崩壊させる要因にはならなかったと断言できる。2020年に最初の落ち込みがあった後、DHL国際連結性指数は今年、すでに再び上昇に転じている」と、コメントしている。

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