井本商運は12月22日、1973年の創業以来49年目にあたる同日をもって、累計輸送量1000万TEUを達成したと発表した。
同社は1973年6月に神戸で創業し、神戸~門司間でバージを使った不定期のコンテナフィーダー輸送を開始。初年度の輸送量は480TEUだったが徐々に取扱いを増やし、1991年度に累計100万TEU を達成。直近10年では400TEU型や600TEU型など船舶の大型化を進めるとともに、小型船によるきめ細かいサービス網を維持しつつ集荷に努めてきた。
同社は「今後も『国際基幹航路の我が国への寄港の維持・拡大』を目的とした国際コンテナ戦略港湾政策に沿って、地方港とハブ港のフィーダー網・輸送力の強化を目指し、フィーダー貨物と国内貨物(動脈・静脈)を海上へモーダルシフトすることで、我が国流通のさらなる省エネ化、低コスト化、多ルート化に寄与していく」としている。