アイオイ・システムは1月13日、プロジェクションマッピング技術と3Dセンサ技術を駆使し開発した「3D‐プロジェクションピッキングシステム(PPS)」(3D-PPS)を発表した。
2022年3月より発売、リリース開始は7月予定。
3D-PPSにより製造業・物流業でのピッキング・仕分け作業の活用シーンが広がるとし、2Dでは対応できない新しい分野へ展開ができ、センサ認識技術でポカミス防止を行う事で新しいピッキング支援システムとして、市場の拡大に貢献するとしている。
3D-PPSは究極のシンプル構造。従来、検知したい対象物に複数のセンサやカメラ設置の必要があったが3Dセンサは上部1か所に設置するだけのシンプル構造だ。
また、初期設定・メンテナンスが簡単。深度を測定できることから、対象物との距離の計測が自動で可能。複雑な設定もなくメンテナンスも簡単だという。
さらに、高いフレキシブル性を発揮。2Dと比較し3Dで処理することで、より高精度で解析でき細かい設定が可能。棚や平置き問わずで使用ができ、傾斜のある投入先でもポカヨケ設定が可能だ。
ポカヨケ対策に複雑なシステムを組んでいる現場や、荷姿、保管形態が統一されていない現場、マテハン設備と組み合わせ、より作業効率を上げた仕組みを構築したい現場に適しているとしている。
新製品3D-PPSは1月19日から開催される「第1回スマート物流EXPO」で紹介する予定だ。
アイオイ・システム/物流DXを加速する倉庫管理システムソフトを発表