NTTロジスコは1月9日、荷主企業の発注補充業務における業務プロセス見直しから日常の発注補充の運用代行、および継続的な改善をサポートする「発注補充ソリューション」の提供を開始したと発表した。
＜「発注補充ソリューション」概要図＞
年々進行する商品の多品種化とライフサイクルの短命化に加えて、BCP対応を考慮した在庫の最適化が求められる今、発注補充業務は複雑化すると共に、業務負荷が増大している。さらに、ノウハウの属人化、ブラックボックス化等の課題を抱え、企業の継続的な事業運営にとっても大きなリスクとなり、発注補充業務の改善は多くの顧客にとって経営課題の一つとなっている。
この「発注補充ソリューション」は、データドリブンの仕組みを構築し、発注補充業務の運用を代行するソリューション。AIによる需要予測を行い、BCP対応等顧客の方針を踏まえた在庫配置計画を立案し、効率的なサプライチェーンの運用に必要な発注補充計画を提案する。
これにより、発注補充業務のプロセス見直しやシステム導入に加え、在庫方針や発注補充方針の策定サポート、日常的な発注補充量の提案、継続的な改善までトータルで提供する。ノウハウの属人化を解消し、運用の省人化を実現する。
AIを活用し、需要に影響する様々な要因を考慮した需要予測を行い、物流拠点や店舗・事業所等、多段階でのサプライネットワーク全体の在庫最適化を実現する発注補充計画を提案する。システムを活用することで計画策定時間を短縮でき、計画サイクルの見直しも可能だ。
また、約30年にわたりNTTグループ内外の様々な業種の顧客の発注補充業務を担ってきた専門チームに任せてもらうことで、顧客はコア業務に集中することが可能となる。
さらに、サプライヤーや物流拠点との発注補充計画の共有、サプライヤーとの納期・分納調整等、円滑な物流業務の実行に向けてサポートする。3PLと合わせて任せてもらうことで、発注補充計画との緻密な連携が可能となり、精度の高い配送計画や作業計画を実現し、効率的な物流オペレーションを提供するとしている。
■発注補充ソリューション
https://www.nttlogisco.com/service/psi/
