栗林商船が2月10日に発表した2022年3月期第3四半期決算によると、売上高339億9000万円、営業利益6400万円(前年同期は3億2000万円の利益)、経常利益5億5200万円(前年同期は6億400万円の利益)、親会社に帰属する四半期純利益1億6900万円(前年同期は6億1500万円の利益)となった。
同社は第1四半期から会計基準を変更しているため対前年同期増減比を記載していない。
海運事業の売上高は327億4100万円(前年同期は300億400万円)、営業利益は3億1500万円(前年同期は4億5800万円)となった。
北海道定期航路では、9月30日の緊急事態宣言解除後からの経済回復により輸送需要が改善したものの、太宗貨物の新聞用紙が減少し配船変更を行ったことで貨物輸送量は前年並みとなった。また、燃料油価格の高騰によって燃料油価格調整金が売上高を増加させたが、燃料費増によるコスト増加分にコスト削減効果が追い付かず、増収減益となった。
近海航路では、市況が好調に推移し、三国間定期航路も堅調に推移したが、燃料油価格の上昇や傭船料の高騰による不採算航海が影響し、増収減益となった。
通期は、売上高430億円(3.6%増)、営業利益5000万円、経常利益3億5000万円(14.7%増)、親会社に帰属する当期純利益0万円を見込んでいる。
兵機海運 決算/4~6月の売上高は33.9億円、営業利益1.8億円