内外トランスラインが2月10日に発表した2021年12月期決算によると、売上高352億6600万円(前年同期比58.8%増)、営業利益38億800万円(169.9%増)、経常利益39億2200万円(164.2%増)、親会社に帰属する当期純利益27億8300万円(227.2%増)となった。
日本での売上高は、247億9200万円(61.5%増)、営業利益25億6600万円(196.7%増)だった。
日本での国際貨物輸送事業は、混載貨物輸出を主力としており、単体については、海上コンテナスペースの確保に注力した結果、利益率の高い輸出混載貨物や、売単価の高い地域へのフルコンテナ取扱数量が増加し、増収増益となった。
国内子会社については、ユーシーアイエアフレイトジャパンが海上コンテナスペースのひっ迫により航空輸送の案件を増やし、新規取引を獲得したことで増収増益だった。フライングフィッシュは、食品輸入の取扱量が順調に推移する中、輸入運賃の高騰やフルコンテナによる食品輸出を増やしたことにより増収増益となった。
海外での売上高は、104億7400万円(52.7%増)、営業利益12億4400万円(114.8%増)だった。日本からの貨物が増加した一方、フォワーディング案件や航空貨物案件も順調に取り込み、韓国を始めとする倉庫業では安定した収益を確保し増収増益となった。
来期は、売上高362億円(2.6%増)、営業利益40億5000万円(6.3%増)、経常利益41億1000万円(4.8%増)、親会社に帰属する当期純利益27億9000万円(0.2%増)を見込んでいる。
内外トランス 決算/1~6月の売上高6.1%増、営業利益15.3%減