C&Fロジホールディングスが2月14日に発表した2022年3月期第3四半期決算によると、売上高844億4700万円(前年同期比0.0%減)、営業利益43億9400万円(11.5%減)、経常利益47億6600万円(7.5%減)、親会社に帰属する当期利益32億1200万円(2.7%減)となった。
セグメント別では、TC事業(通過型センター事業)の、売上高は542億2500万円(1.0%減)、営業利益は30億1500万円(16.1%減)だった。
前期は、巣ごもり消費の拡大により食品スーパーや小売店で扱う家庭用チルド食品の需要が膨らみ物量は大幅な増加となったが、当期はこの需要が減少し平年並みの物量となった。更に、外出機会やインバウンドの減少、及びテレワークの浸透による都心エリアのコンビニエンスストア関連の物量減少は、改善傾向にあるものの当期も継続していることなどにより、減収減益となった。
DC事業(保管在庫型物流事業)の売上高は289億1100万円(2.0%増)、営業利益は43億3900万円(0.3%増)となった。
労務コンプライアンスの推進や従業員の処遇改善に伴う外注費及び労務費の増加や原油取引価格の上昇に伴う燃料費の増加による悪化要因はあったものの、倉庫荷役の適切な管理により労働生産性が向上したこと、海外事業の収益が拡大していること、及び再保管在庫の減少に伴う外注費の削減などにより増収増益となった。
通期は、売上高1120億円(1.4%増)、営業利益53億円(0.2%増)、経常利益56億円(1.3%減)、親会社に帰属する当期利益36億円(2.1%減)を見込んでいる。