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サカタウエアハウス/関東営業所・館林インター倉庫新築工事開始

2022年02月28日/物流施設

サカタウエアハウスは2月28日、群馬県が造成分譲した「板倉ニュータウン産業用地」内で、関東営業所・館林インター倉庫の新築工事を開始したと発表した。

<関東営業所・館林インター倉庫 完成予想図>
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館林インター倉庫は、2024年4月に迎える同社創業110周年の記念事業の一環として新築する倉庫/流通センターで、化粧品・医薬品・医療機器・電子部品・産業機器などの顧客に、高品質の倉庫・3PLおよびフルフィルメント・サービスを提供する予定。

施設の特徴として、地震、津波のリスクが少ない立地で、「非常用電源装置等も導入」し、「災害に強い物流の構築を目指す」、「全棟LED照明や建物エネルギー集中管理システム」なども導入し、「環境に優しい物流の実現をはかる(太陽光発電システムの導入も計画中)」、「フルフィルメント・サービスも利活用することにより、『付加価値を生み出す物流』の提供に努める」、「楽々倉庫-新・物流共同化サービス-による共同保管・共同配送等も実施予定」、「群馬県より、地域未来投資促進法に基づく『地域経済牽引事業計画』の承認を取得している。

<周辺地図と交通網>
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立地場所は、群馬県が造成分譲した「板倉ニュータウン産業用地」内に位置し、東京から約70㎞、車でも電車でも約60分の立地。隣接する板倉ニュータウン住宅用地のみならず、地元の群馬県(板倉町、館林市等)ならびに近接する埼玉県(加須市、羽生市等)、栃木県(栃木市、佐野市、足利市等)、茨城県(古河市、五霞町等)からの豊富な労働力も見込める。首都圏1都6県はもとより東日本全域、さらには西日本エリアも俯瞰した輸配送/物流の拠点として利用できる最新鋭の流通センターとしての稼働を予定している。

倉庫棟内には空調を完備した流通加工場および定温庫を設け、今後、化粧品・医薬品等の薬機法上の製造業務にも対応する予定。また、敷地内には法令を遵守した別棟の危険品倉庫も設置する。なお、プラットホームにはドックレベラー2基を設置し、海上コンテナによる輸出入貨物の取り扱いにも対応。近隣の佐野インランドポートとの連携も可能だ。

また、同倉庫を主たる実施場所とする『営業倉庫の新設によるサードパーティ・ロジスティクスサービスの推進事業』は、群馬県から、地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律(地域未来投資促進法)に基づく「地域経済牽引事業計画」の承認を受けている。この計画上の具体的な取り組みの内容のひとつである“物流共同化の推進”を通して、CO2削減による環境負荷低減に取り組み、サスティナブルなサプライチェーンの実現に寄与したい、としている。

■施設概要
施設名:サカタウエアハウス 関東営業所・館林インター倉庫
建設地:群馬県邑楽郡板倉町泉野三丁目6293番地35
建設工事:地鎮2022年1月14日、竣工(功) 2023年1月31日(予定)
稼働開始日:2023年2月1日(予定)
規模・構造:
  倉庫棟:鉄骨造・4階建て1万6600m2
危険品倉庫棟:鉄骨造・平屋建て380m2
事務所棟:鉄骨造・4階建て607m2
敷地面積:1万3585m2
建築延床面積:1万7587m2
主な用途:普通倉庫業を営む倉庫(一類倉庫および危険品倉庫)
主要設備:自動仕分け搬送装置、流通加工場・定温庫(いずれも空調完備)、危険品倉庫、全棟LED照明、機械警備/監視モニター、ドックレベラー他

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