アリソンジャパンは3月25日、東京都八王子市に物流センターを移転拡大したと発表した。
同社はアスカテクノスに自社製品である中型・大型商用車向けオートマチックトランスミッションの物流業務とカスタマイズ業務を委託している。今回、アスカテクノスが本社・物流センターを八王子市に移転・拡大したことに伴い、新アリソン物流センターとして1月からOEM向けトランスミッション製品の出荷を開始した。
アスカテクノスでは、米国やインドから輸入されたアリソン社製トランスミッションを各OEMメーカー向けにカスタマイズする事業と、東京、神奈川を中心としたトラック・バス事業者向けに中・大型商用車向けフルオートマチックトランスミッションの修理、点検、オーバーホールといったアフターサービスを提供している。また、アリソン社製トランスミッションのカスタマイズ、修理、オーバーホールに必要な各種部品を保管し、入出庫管理業務も担っている。
新アリソン物流センターは、OEM向けトランスミッションの月間出荷量を従来比1.4倍の1400台に拡大。あわせて、カスタマイズ作業エリアを29%拡大し、作業エリアのクレーンも5本から7本に増やしたことで、生産性の向上を図った。また、作業量の増加に伴い保管量も27%増の1800台に増強。出荷時の品質が天候に左右されないよう、屋内の出荷場を454m2増床し、入出荷時の作業効率を高めている。