川崎汽船とダイトーコーポレーションは4月28日、グループで国内初となる完成車ターミナル「横浜港大黒C-4ターミナル」の運営を開始したと発表した。
4月5日に自動車専用船「IVORY ARROW(アイボリー・アロー)」が自社運航船として初めて同港へ寄港し、同15日に安全祈願式と開所式を行った。
同ターミナルは、完成車(新車・中古車)の輸出や積み替え基地としてだけでなく、ターミナル内の大型屋根付き作業施設を活用することで、ブレークバルク貨物など多種多様な貨物の取り扱いが可能。
使用電力には、UPDATER社の再生可能エネルギー事業「みんな電力」のブロックチェーン技術を活用した電源特定サービス(電力調達先の発電所を指定して電力供給を受けるサービス)を利用し、風力で作られた再生可能エネルギー100%の電力を利用する。
■「横浜港大黒C-4ターミナル」概要
所在地:横浜市鶴見区大黒ふ頭22、24
事業内容:完成車ターミナル事業
岸壁全長:350m(1バース)
水深:15m
敷地面積:15万3500m2(バース部分含む)
蔵置可能台数:8000台