トランコムは5月20日、菓子(スナック菓子・米菓)物流での標準パレット化促進を目的に「菓子物流におけるパレット標準化ガイドライン」を発行した。
<菓子物流におけるパレット標準化ガイドライン>
同ガイドラインは、物流での標準パレット化促進を目的として設立した「菓子標準パレット化促進協議会(共同代表:丸紅ロジスティクス)による取組み。
菓子物流において、特にスナック・米菓系では、軽量で多品目という商品特性のため、輸配送において手積み手卸しが行われることが多く、物流の省力化・効率化方策の1つとして、業界全体でパレット利用を拡大していくことが重要だ。
そこで同ガイドラインでは、菓子(スナック・米菓系)物流でのパレット標準化のあり方について、パレットの平面サイズ、パレット荷姿の高さ基準、パレットの材質・仕様などについてとりまとめることとした。
なお、パレット標準化については継続検討すべき点もあり、今後の検討結果に応じて、同ガイドラインの内容は改訂していく予定。
トランコムは今後、菓子業界全体でのパレット利用の普及に向け推進するとともに、様々な社会課題に対し、物流現場の生産性と付加価値を向上させ、業界の活性化に貢献するとしている。
<具体的な取り組みイメージ>
参画企業は製造業8社、卸売業3社、物流業5社、レンタルパレット業3社の計19社。同協議会の活動は、国土交通省の2021年度モーダルシフト等推進事業補助対象事業者として認定されている。
■菓子物流におけるパレット標準化ガイドライン
https://www.trancom.co.jp/files/user/transport/guideline.pdf