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日本郵船/フィリピンの河川で浄化作業に使用される重機2台を寄贈

2022年06月07日/3PL・物流企業

日本郵船は6月6日、フィリピンの大手複合企業サンミゲル・コーポレーションが取り組んでいる「河川回復プロジェクト」で河川の浄化作業に使用される重機2台を寄贈したと発表した。

<パシッグ川とタラハン川>
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<河川回復プロセス>
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<泥の除去作業の様子。掘削機で川の底にたまっている泥を取り出し、バージへ移動する>
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世界的に見ても汚染が激しいフィリピンの中でも首都マニラを通るパシッグ川とタラハン川では、沈殿した泥や廃棄物で川底が上がって洪水の原因にもなっている。このため、これらの河川の回復が環境問題の改善と海洋マイクロプラスチックの減少につながると考えられている。

サンミゲル社は現在、洪水の被害を軽減し廃棄物の海洋への流出を防ぐためパシッグ川及びタラハン川の浚渫、回復を進めている。日本郵船は、昨年11月にこのプロジェクトに賛同し、5年間で150万ドルの寄贈を決定した。この寄付金で購入し、本日寄贈された重機は、これらの河川の浄化作業に使用される。

また、重機は、日本からフィリピンまでを同社の運航船で輸送、フィリピン国内は同社グループの郵船ロジスティクスが管理するトラクタで運ぶことで、全体を通して同社グループで一貫して輸送した。

なお、6月6日に開催した式典で、サンミゲル社のラモン・アン社長からは「台風や大雨によりマニラ首都圏の都市が深刻状況の中、河川回復プロジェクトに後援頂き心より感謝申し上げる。サンミゲル社と日本郵船は水資源の保護活動をはじめとするサステイナブルな取り組みを行ってきた。本件は、両者が互いに同じ方向性を持っている事を再確認するものとなった。今後、フィリピン国内の企業が協力し合い、積極的な取り組みを行うことによって、次世代の恩恵に繋がる事を願っている」と感謝の言葉を述べた。

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