2025年に電気運搬船の1号艇完成を目指すパワーエックスは6月25日、岡山県玉野市に日本最大級の蓄電池組立工場「Power Base」を建設すると発表した。
<新工場イメージ、設計は世界的建築家の妹島和世氏が担当する>
新工場では、同社が開発を手がける定置用蓄電池、EV急速充電器、船舶電池、家庭用蓄電池を製造。2023年にテスト生産を始め、2024年春から製品出荷を開始する。
敷地面積は2万8272m2。年産能力は最大5GWhで、年間約1万台分の蓄電池製品に相当。自動化生産によって、高品質・安価な製品を製造する。敷地内には、生産機能以外にも研究開発センターやオフィススペース等を併設する。
なお、パワーエックスは5月に日本瓦斯や、今治造船、日本郵船から第三者割当増資で41億5000万円の資金調達を実施しており、同資金の一部を新工場の建設に充てる。
■新工場概要
建設地:岡山県玉野市某所
敷地面積:2万8272m2
生産規模:5GWh/年間
主要設備:蓄電池製品組み立てライン、研究開発センター、オフィス等
設計・建設パートナー:妹島和世建築設計事務所、奥村組