エレコムは兵庫県川辺郡猪名川町のプロロジスパーク猪名川2に「エレコム兵庫物流センター」を移転し本格稼働を迎えた。
<エレコム兵庫物流センターの入居するプロロジスパーク猪名川2(右側)>
<兵庫物流センターの内部>
<クロスベルトソーター>
移転前の物流センターは近畿沿岸部に位置し、南海トラフ地震や大型台風による高潮の発生リスクが懸念されていた。そのため BCP 対策は大きな課題で、移転先の猪名川町は震度 6 以上の地震が起きる確率が 1.2%と強固な地盤で形成されており BCP 上優れた立地だと判断したため、移転を決定したもの。
コロナ禍に起因したマーケットの変化として、EC需要の高まりが挙げられるなど急変する市場に対応すべく、移転後は小口配送などの物流機能をさらに強化している。
エレコムの町一浩取締役物流部部長は「歩かない物流センター」を目指したという。
特に高速化と小型化を追求したシャトル式立体自動倉庫システム「SAS-R システマストリーマー」と、人がなるべく動かず、物が人のところにくる、という発想の「GTP(Goods To Person)」を組み合わせることで、超高速ピッキングを実現した。作業者の負担軽減と、大幅な生産性向上を可能にした近未来型のシャトルシステムだ。
なお、詳細はエレコムの町一浩取締役物流部部長のインタビューと物流センター内取材による「物流最前線」で近々公開予定。
■兵庫物流センター概要
所在地 :兵庫県川辺郡猪名川町(プロロジス猪名川 2)
名称 :エレコム 兵庫物流センター
使用延床面積 :約8000 坪(約 2万6446m2)
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