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三菱商事/倉庫産業DXを分社化、プロロジス等6社が出資参画

2022年07月01日/SCM・経営

三菱商事は7月1日、自社で進めてきた倉庫産業DX事業である、月額制ロボットサービスRoboware(ロボウェア)と、シェアリング倉庫サービスWareX(ウェアエックス)を新設子会社であるGaussy(ガウシー)に譲渡し、6社のパートナーがGaussyに出資参画したことを発表した。

東京大学協創プラットフォーム開発(東大IPC)、プロロジス、三井不動産(出資母体は31VENTURES Global Innovation Fund 2号)、三菱HCキャピタル、三菱地所の5社は、Gaussyの第三者割当増資を引き受けることにより、また三菱商事ロジスティクスは三菱商事が保有するGaussyの株式の一部譲渡により資本参画した。

7社は、産学連携、業界横断でのパートナーシップを通じて、各社が有するデジタル技術、物流不動産の知見・ネットワーク、金融知見等を持ち寄ることで、単独では実現困難な倉庫産業の課題に対する解決策の共創をめざす。

Gaussyは、人手不足や属人化などの課題に対し、サブスクリプション型の倉庫ロボットサービスRobowareと、倉庫キャパシティの過不足といった課題に対し、誰でも簡単に倉庫空きスペースを利用できるシェアリング倉庫サービスWareXの2つのサービスを提供。

Robowareは、5機種の倉庫ロボットを取り扱い、全国14拠点に導入されており、WareXは全国1000拠点以上の倉庫が登録され、遊休スペースを活用した従量課金型の倉庫として利用されている。

Gaussyは「物流から新しいチャンスを」をビジョンに、倉庫ニーズや荷量の変化にフレキシブルに対応できる仕組みを構築し、ビジネスに今までにない新しい選択肢を提供していくとしている。

■Gaussy概要
設立:2022年1月20日
運営開始:2022年7月1日
株主:三菱商事、三菱商事ロジスティクス、東大IPC、プロロジス、三井不動産、三菱HCキャピタル、三菱地所

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