トランコムが7月25日に発表した2023年3月期第1四半期決算によると、売上高415億5600万円(前年同期比4.9%増)、営業利益18億8200万円(13.0%減)、経常利益19億9300万円(9.5%減)、親会社に帰属する当期利益13億1000万円(9.8%減)となった。
ロジスティクスマネジメント事業の売上高は、新たな物流領域の獲得など新規拠点における増収要因があったが、既存業務の一部業務縮小・撤退の影響等により減収となった。営業利益は、2022年8月に稼働する新規業務の初期費用の計上等により、減益となった。
物流情報サービス事業については、貨物情報数は前年同期比14.2%増加、空車情報数は同11.2%減少、成約件数は同4.8%増加となり、国内輸送需要の持ち直しがあったが、燃料価格の高騰などの影響を受け増収減益となった。
インダストリアルサポート事業については、既存拠点の撤退による減収影響はあったが、業務効率化等により、減収増益となった。
通期は、売上高1700億円(4.3%増)、営業利益85億3000万円(6.7%増)、経常利益86億4000万円(5.5%増)、親会社に帰属する当期利益65億1000万円(23.0%増)を見込んでいる。