川崎重工業は7月27日、中国遠洋海運集団と共同運営している南通中遠海運川崎船舶工程（NACKS）において、EASTERN CROSS SHIPPING（イースタン クロス シッピング）及び SANSHIN KAIUN （サンシン カイウン）向け81型ばら積運搬船「NAVIOS PRIMAVERA（ナビオス・プリマヴェーラ）」を引き渡したと発表した。
＜ばら積運搬船「NAVIOS PRIMAVERA」（NACKS岸壁で撮影）＞
同船の特徴は、船首楼付き平甲板型で、穀類、石炭、鉱石などの貨物を搭載可能な7つの船倉を有していること。また、省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関を搭載し、推進効率の高い形状のプロペラ、同社が開発したカワサキフィン付ラダーバルブおよびコントラフィン付セミダクトなどの推進性能に寄与する技術を採用し、燃費の向上を図っている。
■主要目
全長×幅×深さ：228.90m×32.24m×20.20m
満載喫水：14.50m
航海速力：約14.2ノット
定員:25名
総トン数:4万4175トン
載貨重量：8万2003t
貨物倉容積：9万7745m3
主機関：MAN B＆W 6S60ME－C8.5 ディーゼル機関1基
船級・船籍：アメリカ船級協会（ABS）・パナマ
引渡日：2022年7月27日
