UDトラックスは4月21日、ボルボトラックの「ボルボFH」200台について、国土交通省にリコールを届け出た。
不具合の部位(部品名)は窓ふき器(車両マスター制御ユニット)。
窓ふき器において、ワイパーの作動を制御する車両マスター制御ユニットのプログラムが不適切なため、ワイパーが自動または間欠モードで作動中に定位置で停止した時に、ワイパーが自動もしくは手動で再起動すると、ワイパーリレーの接点部でアーク放電が発生し短絡することがある。そのため、ワイパーの電源回路に過電流が流れてヒューズが溶断し、ワイパーが不作動となり必要な視野を確保できなくなるおそれがある。
全車両、車両マスター制御ユニットのプログラムを対策プログラムに書き換える。なお、レインセンサー装備車両は、ワイパーリレー(K05)を新品に交換する。
不具合はボルボトラック社からの情報による。不具合件数は0件で、事故は無し。
■型式等は下記URLを参照
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001493002.pdf