ギークプラスは今秋をめどに、新たなGTP（Goods To Person）ソリューション「PopPick」の発売を予定している。
「PopPick」は、EVEシリーズの棚搬送型ロボット（AGV）と、ピッキング作業所「PopPickステーション」とで構成される。
AGVが大量のコンテナを備えた大型の搬送棚をPopPickステーションまで運び、PopPickステーションに搭載されたアームが出庫商品の入ったコンテナを取り出し、自動で作業員の手元まで運ぶ仕組みだ。
AGVは防火シャッター直下を通過できる高さ（3.9m）の棚を搬送でき、消防区画を跨いだ運用が可能。また、搬送棚には2cm間隔の高密度でコンテナを格納できるため、倉庫高の有効活用とあわせて保管効率を大幅に向上するとともに、より少台数のロボットでの運用を可能にしている。
搬送棚に格納するコンテナの選定は出荷オーダー予測アルゴリズムによって行い、稼働時間外にオーダーを予測して出荷対象のコンテナを1つの棚に集約することで、1回の搬送で10箱以上のピッキングを実現。また、PopPickステーションについても人間工学に基づいた設計を採用し、1時間に650箱の作業効率を可能にした。
ギークプラスは「PopPick」をすでに中国市場で展開しており、今回、日本市場での展開に向けて防火シャッターの高さに合わせた仕様変更を行うなど、国内マーケット専用商品として開発した。
＜PopPick紹介動画＞
