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オークラ輸送機/仏企業のロボットピッキングシステムを販売開始

2022年08月24日/IT・機器

オークラ輸送機は8月24日、フランス産業界初のユニコーン企業、EXOTEC Solution(エグゾテック社)との間で、エグゾテック社が開発・製造・販売する3次元走行ロボットを活用したピッキングシステム「Skypod(スカイポッド)」の販売代理契約を締結し、日本国内での販売を開始したと発表した。

<ピッキングシステム「Skypod(スカイポッド)」>
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<搬送ロボット>
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Skypodは、専用保管ラックの間を毎秒4mの速さで、前後、左右、上下に自律走行できる搬送ロボットが、ラックから商品の入った専用コンテナを取り出し、ピッキングステーションに待機する作業者の手元まで高速自動搬送するシステム。作業者は、歩いたり探したりすることなく、ステーション内のモニターに表示された指示に従ってコンテナの中の商品を取り出し、仕分け作業を行うとピッキングが完了する。

<システムの構成機器>
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保管ラックは、搬送ロボットが昇降できる最大12mまで設置できるため、保管効率が大幅に向上。従来の平棚と比べ約5倍の高密度保管が可能。商品在庫、搬送ロボット、ピッキング稼働状況などシステム全体は信頼性の高い制御ソフト「ASTAR(エースター)」で統合管理されている。これによりSkypodは作業者を重労働から解放し、ピッキング作業を大幅に効率化、生産性を向上させる。

オークラ輸送機は、eコマース物流倉庫をはじめ様々な業種の庫内作業の省力化・省人化に向けロボットを活用した自動化システムのバリエーションを広げている。Skypodが新たにラインナップしたことで、商品の種類、アイテム数、物量など、より顧客の現場に合わせた最適なシステム提案を展開していくとしている。

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