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川崎汽船ほか/洋上風力建設・保守分野の管理等で五洋建設と協業

2022年08月25日/IT・機器

川崎汽船と川崎近海汽船は8月25日、合弁会社であるケイライン・ウインド・サービスを通じて五洋建設と洋上風力の建設・保守分野における船舶管理等に関して協業すると発表した。

五洋建設は、国内初の大型クレーンを搭載したSEP船「CP-8001」(800t吊)を2019年に就役させたのを皮切りに、3隻のSEP船(自己昇降式作業台船)を保有する予定で、今後もケーブル敷設船等、洋上風力建設の競争力強化に必要な作業船を拡充する。

<2021年竣工 オフショア支援船「かいこう」>
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ケイライン・ウインド・サービスは、川崎汽船グループが国内外で培ってきたオフショア作業船・支援船事業の豊富な経験を結集し、洋上風力建設・保守分野に貢献すべく、川崎汽船と川崎近海汽船の合弁会社として2021年6月に設立。川崎近海汽船と五洋建設は、これまでもSEP船「CP-8001」の曳船としてオフショア支援船「かいこう」(6000馬力、2021年竣工)を新造する等、協業関係を築いてきた。

五洋建設とケイライン・ウインド・サービスは、それぞれの得意分野と経営資源を活用して、洋上風力建設・保守に関わる船舶の管理(運航、保守、船員)等に関して協業。

五洋建設は、子会社であるJOMが所有予定の外国船籍SEP船の日本船籍への変更等の業務、ならびにその後の運航・保守・船員の管理業務について、ケイライン・ウインド・サービスに委託するとともに、ケイライン・ウインド・サービスが保有するオフショア支援船を活用していく。さらに運転開始後の保守(O&M)に必要な大型作業支援船(SOV)等の船舶についても、両社で協業を前提に検討していく。

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