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JLL/空室が全くない状況、福岡ロジスティクス賃貸市場

2022年09月01日/調査・統計

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ジョーンズ ラング ラサール(JLL)は9月1日、JLL 福岡マーケットレポートを発表した。

<空室率と賃料の推移>
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それによると、福岡ロジスティクス賃貸市場では、EC企業や小売企業からの需要は堅調であり、第2四半期の新規需要は新規供給量と同じく4万1000m2となった。

第2四半期は1棟4万1000m2の新規供給があり、ストックは前期比5%増加の82万1000m2となった。福岡市近郊にGLP福岡粕屋が供給されている。今後も2022年内に複数物件の供給が予定されているが、順調にテナント誘致が進んでいる。

空室率では、第2四半期末時点の空室率は0%と空室が全くない状況が続いている。

賃料は、第2四半期末時点の賃料は月額3222円/坪となり、前年比2.6%の上昇となった。新築物件の高水準な賃料が既存物件にも波及しながら上昇が続いている。

今後の見通しでは、2019年から空室率0%と既存物件に空室がなく、新規物件も竣工時には満床と需給のひっ迫が続いている。多数の開発案件が進んでおり多少の需給緩和が予想されるが、低廉な賃料水準にある既存物件の賃料上昇は続くと予想。

東京圏や大阪圏と同様に、新規供給は従来から物件が供給されていた福岡IC周辺や鳥栖エリア以外にも古賀市や筑紫野市、朝倉市などに見られエリアの拡大が続いている。

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