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ヤマト運輸/新たなスマホ決済サービス「にゃんPay」開始

2022年09月05日/3PL・物流企業

ヤマト運輸は9月12日、スマートフォン対応の新たな決済サービス「にゃんPay(にゃんぺい)」を「ヤマト運輸公式アプリ」に追加したと発表した。

<にゃんPay>
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同サービスはクロネコメンバーズ会員向けで、ヤマト運輸直営店やセールスドライバーによる集荷時に、宅急便の運賃や包装資材の料金などの支払い手段として利用することができる。

特長としては、荷物発送時の支払いに使用することで宅急便運賃から12%の割引が受けられる。

また、残高不足時に登録済みの金融機関口座から不足金額のみ自動チャージ(500円以上は1円単位)される「ちょうどチャージ」機能によって、チャージ金額を余すことなく使い切ることができる。

セキュリティ面では、金融機関口座の登録時に各金融機関サイトでの認証手続きにくわえ、にゃんPay独自の多要素認証(MFA)により、他人による不正なアカウント開設・金融機関口座の登録を防止。また、銀行業務や決済サービスで培った不正監視のノウハウを持つみずほ銀行がモニタリングを行い、不正を検知した場合は利用停止処置を取るなど、被害の未然防止・拡大防止を図る。

<にゃんPay画面イメージ>
20220905yamato1 520x283 - ヤマト運輸/新たなスマホ決済サービス「にゃんPay」開始

ヤマト運輸は、2007年から直営店やセールスドライバーによる荷物集荷時の決済手段として電子マネー対応を開始し、2021年4月からは6種類の二次元バーコード決済にも対応を開始した。また、クロネコメンバーズ向けには、2011年から「クロネコメンバーズ電子マネーカード」、2014年からヤマト運輸独自のプリペイド型電子マネー「クロネコメンバー割/クロネコメンバー割BIG」、2019年から宅急便の発送手続きをスマホで完結できる「宅急便をスマホで送る」など、顧客の利便性向上に向けた取り組みを推進している。

今回、個人の決済手段としてキャッシュレス決済が普及していることから、スマホ対応の新たな決済サービス「にゃんPay」を「ヤマト運輸公式アプリ」に追加し、クロネコメンバーズ向けの割引サービスやさらなる利便性向上を図る。

同サービスは、みずほ銀行が提供する企業の自社店舗などの特定の経済圏内で決済可能な組み込み型決済サービス「ハウスコイン」を活用しており、全国140の金融機関と接続した安心安全なキャッシュレス決済を提供する。

ヤマト運輸では、今後もクロネコメンバーズ利用者のさまざまな決済ニーズに対して、より便利で使いやすい機能やサービスを拡充することで、キャッシュレス化の促進とデジタル化による利便性向上を図っていくとしている。

■「にゃんPay」概要
サービス提供者:みずほ銀行
利用方法:クロネコメンバーズ会員かつ、ヤマト運輸公式アプリから「にゃんPay」を新規登録(無料)
利用できる商品・サービス:宅急便の運賃、包装資材の料金など
利用できる場所:ヤマト運輸直営店、セールスドライバーによる集荷時
残高上限額:2万円
支払い・チャージ上限額:1日あたり2万円
チャージ方法:全国140以上の金融機関口座
支払い・チャージ手数料:無料

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