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UDトラックス/「クオン」など2万2757台をリコール

2022年09月08日/IT・機器

UDトラックスは9月8日、「クオン」など大型トラックで計2万6885台について、国土交通省にリコールを届け出た。

不具合の部位(部品名)は1.窓ふき器(車両マスター制御ユニット)、2.前照灯(フロントシャシ入出力モジュール)。

窓ふき器については、ワイパーの作動を制御する車両マスター制御ユニットのプログラムが不適切なため、ワイパーが間欠モードで作動中に定位置で停止した時に、ワイパースイッチを操作し再起動すると、ワイパーリレーの接点部でアーク放電が発生し短絡することがある。そのため、ワイパーモータの電源回路に過電流が流れてヒューズが溶断し、ワイパーが不作動となり必要な視野を確保できなくなるおそれがある。

前照灯は、自動点灯機能において、フロントシャシ入出力モジュールのプログラム設定が不適切なため、IG電源オン時にこのモジュール内の処理状況によってはメモリ容量が不足することがある。そのため、自動点灯・消灯機能が非常用モードになり照度に関係なくすれ違い用前照灯が常時点灯状態となるため、すれ違い用前照灯の自動点灯及び消灯に関する要件に適合しなくなるおそれがある。

改善措置の内容は、窓ふき器が、全車両、車両マスター制御ユニットのプログラムを対策プログラムに書き換える。前照灯は、全車両、メモリ容量の使用領域を増やすためにフロントシャシ入出力モジュールのプログラムを対策プログラムに書き換える。

不具合の件数は窓ふき器が6件、前照灯が12件で事故は無し。

■型式等は下記URLを参照
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001511841.pdf

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