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鴻池運輸/インドで医療品と食品の卸売業免許取得

2022年09月13日/国際

鴻池運輸は9月13日、インドで医療関連サービスを提供するグループ会社Carna Medical Database(カルナメディカル)が8月26日に、インドの保健・家庭福祉省 食品安全基準局から「食品卸売業免許」を、また同29日にインド・ハリヤナ州の食品・医薬品局から「医療品卸売業免許」を取得したと発表した。

医療品卸売業免許は医薬品や医療機器などの医療品、食品卸売業免許は主に健康食品の取り扱いを想定した食品の卸売事業をインド全土で可能にするもの。

カルナメディカルが日系企業に提供している医療・ヘルスケア分野の現地調査等のインド進出支援業務に加え、今後は医療品と食品の商品卸売事業も担うことで、日系企業のインド市場における販路開拓・拡大支援を強化する。

インドでは、人口や経済規模の飛躍的な拡大に加えて、富裕層や中間層の増大に伴い、医療業界の市場が拡大。一方、広大な国土に病院・医療機関約6万、医療・ヘルスケア分野の卸約60万ともいわれる巨大市場の複雑なサプライチェーンや、多様な民族・言語・文化・制度等が存在する特異性が、同国市場で販路開拓・拡大を目指す日系企業の大きな課題となっている。

カルナメディカルは、2013年の設立以来、インド医療業界の管理体制や流通インフラの課題解決に向けた医療材料や病院、医師のデータベース化をはじめ、鴻池運輸とともに参画した経済産業省や厚生労働省の委託事業、JICAの協力準備調査等の多くの取り組みを通じて蓄積した、インド医療業界に関する知見に加え、日本・インド両政府や医療関連機関と構築した良好な関係をベースに、日系企業のインド進出を支援してきた。

今後は、カルナメディカルが窓口となり、医療・ヘルスケア分野の日系メーカー向けに、インド進出に向けた現地調査、日本からインドへの商品輸出、インド国内の物流に加え、サプライチェーンに全体に関わる一貫サービスを展開していく。

■Carna Medical Databaseの会社概要
設立:2013年11月13日
本社:Unit 518, 5th Floor MGF Metropolis Mall, MG Road, Gurgaon, Haryana, India
資本金:2億インドルピー
株主:鴻池運輸70%、メディアスホールディングス30%(2022年3月31日現在)
従業員数:11名(2022年8月31日現在)
事業内容:医療材料データベースの構築と配信、物流ネットワークの構築、データベースを活用したコンサルタント事業、インド在住者向け健康サポートサービス「Carna Health SupportClub」

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