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三菱HCキャピタル/海上コンテナリース事業強化でグループ再編

2022年10月18日/国際

三菱HCキャピタルは10月18日、米国で海上コンテナリース事業を展開する子会社の CAIInternational, Inc.(CAI 社)と孫会社である Beacon Intermodal Leasing, LLC(BIL社)において、CAI社を存続会社とし、BIL社を消滅会社とする合併を行うことを発表した。

また、その一環として、本合併に先立ち、BIL社の全株式を保有する同社子会社のMHC America Holdings Corporation(AHC社)に対して、三菱HCキャピタルが保有するCAI社の全株式を現物出資(本現物出資)すると発表した。

本現物出資および本合併を通じた今回の再編(本再編)により、海上コンテナリース事業におけるグループガバナンスの強化、経営資源の有効活用、技術・ノウハウの融合加速による付加価値の創出をもって、同事業のグローバルにおける競争力を高めるとともに、その成長機会を取り込むことで、同社の中長期的な成長を支えるドライバーとして、さらなる強化、拡大を図る。

三菱HCキャピタルは、高い流動性を有する高付加価値の資産を対象とした「グローバルアセット」を注力領域のひとつに掲げて、グローバルに海上コンテナや鉄道貨車、航空機のリース事業などを展開、各国・地域における人・モノの円滑な輸送に貢献している。

同社は、2014年11月にBIL社の買収をもって海上コンテナリース事業に参入し、2021年11月にはCAI社を完全子会社化することで、両社の経験や知見を融合しつつ、プロダクトのラインアップ拡大、オペレーション拠点などのプラットフォームの合理化、顧客ニーズのカバレッジ拡充などを加速、規模、機会、さらには、マーケティング能力の向上などを図ってきた。

そして、今般、両社の強みや特長を生かしたさらなるシナジーの発揮、それにともなう成長の加速を図るべく、本再編を決議したもの。

海上コンテナリース事業は、同社の成長ドライバーのひとつであり、本再編によるさらなる競争力強化をもって、業界におけるグローバルなリーディングカンパニーをめざす、としている。

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