自動搬送ロボットなどの開発を手掛けるLexxPlussは9月12日、三菱HCキャピタルと搬送作業の自動化・効率化に向け資本業務提携契約を締結したと発表した。
屋内搬送分野で自律搬送ロボットなどを導入しやすくなるよう、導入計画、業務設計、効果試算などのコンサルティングから環境整備、導入後の運用サポートまで、サブスクリプション型ロボットサービスの構築・提供を目指す。
LexxPlussは、倉庫内の既存設備とシステムを連携することで、作業員とロボットが共存できる自動搬送ソリューションを提供している。
自動運転と同様に自律的に障害物を検知・迂回できるAMRの技術と、繰り返し精度と作業スピードが保たれる高精度AGVの技術を併用し、柔軟性のある作業が行えるという。
三菱HCキャピタルは、サービスモデル全体の取りまとめ、ロボットサービス構築に必要な保守・メンテナンスを含む周辺機能など、ファイナンスに留まらない機能を提供していく。
物流の2024年問題で人材不足が深刻化するなか、製品や材料の搬送作業における自動化・効率化のニーズが高まっていることから提携に至った。
提携は、三菱HCキャピタルがスタートアップ企業とのオープンイノベーションを通じた新サービス創出、新事業の開発促進を目的に運用する「イノベーション投資ファンド」を活用したもの。