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東部ネット/工業用ガス輸送会社を子会社化、水素輸送需要見込む

2022年10月28日/SCM・経営

東部ネットワークは10月28日、魚津運輸を子会社化すると発表した。

魚津運輸の発行済み株式総数の53.23%を、既存株主のアペックスから10月28日付で取得した。

魚津運輸は、1949年に富山県魚津市で創業。外資メーカーを荷主に直接取引の元、主に工業用ガス(酸素・窒素・アルゴン・水素・特殊ガス等)を中心に、セメント・化成品等の輸送を行っている。

工業用ガスは、半導体、鉄鋼、化学等、さまざまな産業で使用されるため、年間を通じ比較的安定した輸送の確保が見込め、また今後、さらなる工業用ガスの需要増加とそれに伴う輸送増加も見込まれるため、業容の拡大が期待されることから株式を取得することとした。

東部ネットワークでは、この事業基盤を活用し、工業用ガス輸送と、将来的には現在注目されている水素輸送増強を視野に、注力分野と位置づけ、さらなる戦略的投資と企業価値の向上に努めていくとしている。

■魚津運輸 会社概要
所在地:富山県魚津市住吉3956-17
主な事業:工業ガス輸送、セメント輸送、その他毒物劇物の輸送・貯蔵等
資本金:2000万円
設立:1953年6月2日
主要株主(株式保有率):アペックス(53.23%)、自己株式(29.79%)

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