商船三井は11月10日、同社子会社を通じて、カタールの国営エネルギー会社QatarEnergyと新造LNG船3隻の長期定期用船契約を10月24日に締結したと発表した。
この船は、中国の滬東中華造船(集団)(Hudong-Zhonghua Shipbuilding (Group) Co.,Ltd.、以下「Hudong 社」)で建造され、2027年以降に順次竣工予定。
同社は、2022年4月に QatarEnergyと新造LNG船4隻の長期定期用船契約を締結しており、この船はそれに続く契約となる。
なお、カタールは同国ノースフィールドガス田の生産量拡張事業に取り組んでおり、同国のLNG輸出量は2027年には年間1億2600万トンに拡大することが見込まれている。
商船三井は、同国LNG輸送事業により一層関与することで、輸入国への安定的なLNG供給、環境負荷が低い次世代エネルギー輸送ビジネスへの取り組みの深度化を図るとしている。