日本通運は11月16日、経営計画「NXグループ経営計画 2023『非連続な成長～DynamicGrowth～』」に掲げるビジョン「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」の実現に向けて、2023年1月1日付で組織改正を実施すると発表した。
組織改正は3本部で実施。営業戦略本部では、「セールスイネーブルメント部」を新設し、営業戦略本部の所管とする。専門輸送事業本部では、「警備輸送事業部」を廃止する。ロジスティクス・ネットワーク事業本部では「国内ブロック」をロジスティクス・ネットワーク事業本部から独立した組織とする。
営業戦略本部では、事業環境が大きく変化する中、サプライチェーンの最適化・機能強化は顧客の重要な経営課題となっており、中長期的な戦略的ロジスティクスパートナーとして、新たなソリューションの価値提供により貢献することが求められている。継続的に顧客に価値を提供するため、社内に蓄積されたナレッジを含むデータを最大限活用し、組織として営業の効率性・効果性を高めるべく「ナレッジ共有」「ナレッジの教育」「個人単位での営業スキル向上」並びに「最適な営業プロセスの構築」といった広範な取り組みを専任的に推進する「セールスイネーブルメント部」を営業戦略本部内に新設する。
専門輸送事業本部では、日本通運（吸収分割会社）とNXキャッシュ・ロジスティクス（吸収分割承継会社）間で2022年2月15日に合意締結済みの「吸収分割契約書」の効力発生に伴い、効力発生日（2023年1月1日）に「警備輸送事業部」を廃止する。
ロジスティクス・ネットワーク事業本部では、より迅速、柔軟な経営判断を行うため、「国内ブロック」をロジスティクス・ネットワーク事業本部から独立した組織へ変更する。
