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Industry α/ピッキング順序を最適化する新プロダクト開発

2022年12月01日/IT・機器

工場・倉庫のスマート化事業を展開するIndustry Alpha(α)は12月1日、ピッキング順序最適化モジュールを開発したと発表した。ピッキングの順番を最適化し、製造・物流業界における労働力不足の補填や作業効率の向上を実現する。

<ピッキング順序最適化モジュールを開発>
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Industry αは、TRUST SMITHグループのメイン事業を引き継ぎ、最先端技術を用いて製造・物流のスマート化を手がけるベンチャー企業。このほど同社が開発したアルゴリズムは、出荷の際に発生するピッキングオーダーをどの順番で、どの作業者もしくはロボットが取り組むと最も効率的にタスクをこなすことができるかを計算。アルゴリズムを導入するのみで、ピッキング効率を飛躍的に向上させることが可能となる。

<導入による解決イメージ>
20221201industry2 520x243 - Industry α/ピッキング順序を最適化する新プロダクト開発

具体的には、作業者が出荷指示を受けた後、棚まで歩行する距離を最小化する。従来の属人的な出荷指示では作業者が同じルートを辿るなど必然的に歩行の無駄が発生していたが、同社のアルゴリズムによって、製品のロケーション、完了済み及び実施予定のタスク、作業者の位置などを考慮し計算することで、全作業員の歩行を最適化する。ピッキングの作業は大きく、「歩行」と「取出し」の作業によって構成されるが、そのうちの8~9割を占めている「歩行」の時間を最小化することで、ピッキング作業の最小化を実現する。

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