Industry Alphaは5月14日、山梨県による同県全域を対象にした実証実験を全面的にサポートする「第6期TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」に採択されたと発表した。
<Industry AlphaのAMR「Kaghelo500」>
Industry Alphaによる実証実験では「AMR(自律走行ロボット)×画像認識」がテーマとなっており、天井の防犯カメラなどを活用し、壁などに遮られAMRから死角になるようなエリアの人の往来情報や、搬送対象物となる荷物の位置や姿勢情報を取得することで、より柔軟で効率的なAMRの運用を実現する。
死角からの人の飛び出しを予知したAMRの事前の減速や、無作為に放置されている荷物へのAMRの自動ドッキングといったオペレーションを、実際の製造・物流現場で実証する。
同社は、地方自治体との連携を強化しており、山梨県以外では東京都の次世代通信技術活用型スタートアップ支援事業に採択され、「工場・倉庫のDX×ローカル5G」といった取り組みを行っているほか、愛知県主催のAICHI MATCHINGでも県内企業とのマッチングを通じて事業共創を行っている。
山梨県では、最先端技術やサービスを有するスターアップ企業等に伴走し、同県全域を対象にした実証実験を全面的にサポートする「TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」を実施しており、2024年で第6期目を迎える。今回、応募総数39社の中からIndustry Alphaを含めた4社が採択され、山梨県をテストベッドとした実証実験を行うこととなった。
Industry Alpha/四恩システムと協業、九州でAMR提供を本格化