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JP楽天ロジ/山間地域へのドローン配送実験、遠隔運用を実証

2022年12月21日/IT・機器

JP楽天ロジスティクスは12月20日、11月7~17日にかけて、埼玉県秩父市大滝地区で、市街地からの遠隔監視・操作による山間地域へのドローン配送の実証実験を実施したと発表した。

<使用機体>
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<ドローン配送の様子>
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同社は、「Society 5.0」の実現に向けて山間地域での持続可能な物流・公共交通ネットワーク「秩父モデル」の構築を目指す「秩父市生活交通・物流融合推進協議会」の参画企業。

実証実験は、同協議会が「秩父モデル」の構築に向けた取り組みの一環として実施したもので、JP楽天ロジスティクスは、ドローンの配送ソリューションの提供や運用を担当した。

実証実験では、地域事業者のアズコムデータセキュリティ(AZ-COM丸和ホールディングス傘下)がドローン機体の点検など現地の拠点業務の一部運用を担当。

出発地点の「道の駅大滝温泉」から14km離れた市街地拠点でオペレーターが遠隔監視・操作を行い、ドローン配送の運用体制を検証した。

ドローンは最大積載量7kgの機体を活用し、弁当や飲料などの物資を「道の駅大滝温泉」から山間地域を含む片道3kmの「二瀬ダム管理所」まで配送した。

同協議会は今回の実証実験で、今後どこからでも遠隔運用ができる体制を構築できた。将来的には地域の事業者が全運用を担う体制の構築を目指し、山間地域でのドローン配送サービスについて検討を進めていくとしている。

<実証実験の様子>

■実証実験の概要
実施期間:2022年11月7日~11月17日
配送ルート:道の駅大滝温泉~二瀬ダム管理所前
飛行距離:片道3km
配送物:弁当や飲料等
主体:JP楽天ロジスティクス
ドローン機体:Coretronic Intelligent Robotics Corporation(CIRC)とJP楽天ロジスティクスの共同開発
機体サイズ:長さ175cm×幅175cm×高さ90cm
最大積載量:7kg

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