三菱重工業は1月26日、グループ会社と連携し、京都塩干魚卸協同組合から京都市中央卸売市場向け冷凍冷蔵倉庫をワンストップで受注するとともに、最適なソリューションを提供したと発表した。
＜三菱重工グループ各社のソリューション＞
三菱重工交通・建設エンジニアリング（MHI-TC）のエンジニアリング・土木建築技術と、三菱重工冷熱の冷凍冷蔵技術を組み合わせることで、土木建築と設備の両面から最適設計を実施し、全体で約1.5か月の工期短縮を実現した。
また、倉庫内外の温度差を考慮し、結露対策として外壁と内部断熱パネルの間に結露水の排水経路を設置したほか、地盤の凍結対策として土間コンクリート下部に凍上防止管を設置。倉庫の稼働開始後には、三菱ロジスネクスト製の冷凍冷蔵倉庫用フォークリフトを納入し、物流オペレーションの最適化に寄与した。
加えて、プラント建設や建築分野で培った3Dデザインや最適な機器を選定するシミュレーションツールなどを活用したFEED（Front End Engineering Design）によって、検討初期段階から顧客に具体的な提案をすることで着工の早期化にも寄与した。
