オリックスと三菱倉庫グループの富士物流は1月26日、富士物流の三重物流センターA棟（三重県四日市市）に、オリックスが太陽光発電システムを設置・発電し、富士物流が電力供給を受ける第三者所有モデル（PPAモデル）を導入し、1月から稼働を開始したと発表した。
＜富士物流 三重物流センターA棟＞
PPAモデルは、電力需要家の敷地や屋根などを第三者が借り受けて太陽光発電システムを設置し、発電した電力を需要家に供給する事業。
オリックスは、三重物流センターA棟の屋根に801kWの太陽光発電システムを設置・運営し、日中は富士物流にCO2フリーの電力を供給、また夜間や悪天候時は小売電力事業者として電力を供給している。
物流センターA棟は、建物内で使用する電力が比較的少ない常温倉庫のため、発電量の約半分を余剰売電するなど、創エネルギーにも寄与している。
富士物流は、同取り組みによって、三重物流センターA棟で使用する電力のCO2排出量を約70％削減。また、同PPAモデルで調達する電力料金単価は、これまでの電力料金単価より約45%低減される見込み。
■設備概要
対象施設：富士物流 三重物流センターA棟
所在地：三重県四日市市富士町1-27
延床面積：1万6351m2
太陽光パネル設備容量：801kW
太陽光パネル枚数：1800枚
