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クックパッド/受取りボックス1000か所超、買い物課題へ実証も

2023年02月13日/SCM・経営

クックパッドは2月13日、同社が一都三県で展開する生鮮食品EC「クックパッドマート」は、商品受け取り用の生鮮宅配ボックス「マートステーション」の設置数が、サービス開始から約4年で1000か所を突破したと発表した。

マートステーションは、マンション共用部やコンビニエンスストア、駅など生活動線上に設置され、核家族の共働き子育て世帯(DEWKs世帯)など、食品の買い物に課題を抱えていた「隠れ買い物困難者」の課題解決に貢献する。

<スマートステーション約4年で1000か所以上に>
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クックパッドマートは、2018年9月にサービスを開始した生鮮食品ECプラットフォーム。ユーザーはアプリで注文し、マンションやコンビニに設置されたマートステーションで、1品から送料無料で新鮮な食品を受け取ることができる。

マートステーションは、2019年にマンション共用部への設置を開始、2020年からは鉄道事業者と連携して駅への設置を開始。ドラッグストアやコンビニエンスストア、コインランドリー、保育園などユーザーの生活動線上に設置することで、利便性の向上や地域活性を後押ししている。

<エリア別では東京都江東区が最多>
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設置数は、2022年12月末時点で昨年対比約160%の増加率となり、主な設置場所は、マンション(30%)、コンビニエンスストア(25%)、コインランドリー(18%)が上位を占めている。設置エリアは東京都が60%以上で、市区町村別では大型マンションが多い東京都江東区が最多だという。

クックパッドマートは、今後もマートステーションを拡充していくとともに、「隠れ買い物困難者ゼロ」を目指した実証実験を開始する。第一弾は、「徒歩5分圏内で手軽にさまざまな食品が入手できる状態」を目指し、東京都目黒区・品川区の半径6km圏内に100か所のマートステーション設置。コアターゲットを学芸大学駅・都立大学駅周辺エリアに定め、ユーザーヒアリングやエリア限定商品の販売、マルシェ、保育園と連携した子育て割引などを実施する。同社はこれらの実証実験の結果を元に、他エリアでの実証実験の展開や、商品開発・機能開発などを随時行っていくとしている。

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