LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





川崎汽船/Northern Lights社と液化CO2船の長期契約締結

2023年02月14日/IT・機器

川崎汽船は2月13日、Northern Lights JV DA(Northern Lights 社)と、2月10日に7500m3の液化CO2船2隻の裸傭船契約および定期傭船契約締結のセレモニーをノルウェーで開催したと発表した。

<Northern Lights 液化CO2船 画像提供:Northern Lights JV DA>
20230214kawasakil1 520x253 - 川崎汽船/Northern Lights社と液化CO2船の長期契約締結

<セレモニーの様子>
20230214kawasakil2 520x346 - 川崎汽船/Northern Lights社と液化CO2船の長期契約締結

両社はCCSが世界の気候変動目標達成に不可欠なインフラであるという認識を共有し、両社の知見を持ち寄り、世界初の国境を越えたCO2輸送と貯留ネットワークを開発し、安全で信頼性が高く、柔軟な船舶輸送ソリューションを提供していくことで合意した。

新造船は2024年に引き渡され、世界初の本格的な二酸化炭素回収貯留(CCS)バリューチェーンプロジェクトに従事する。ロンドンを拠点とする同社子会社“K”Line LNG Shipping (UK) Ltd.が、同船の船舶管理を実施し、Norcem Brevik や Hafslund Oslo Celsio など、複数のCO2回収施設からノルウェーØygardenにあるNorthern Lights社のCO2受入基地まで液化CO2を輸送する。

川崎汽船は、1974年に初のLPG船、1983年に初のLNG船の就航以来、多様な液化ガス船の建造、運航実績を有している。そうした安全運航とカーゴオペレーションにおける広い知見に基づき、CCS という新たな事業領域において、安全で信頼性の高い液化CO2輸送に貢献していく。同社グループは、グローバルに信頼され、海運業を主軸とする物流企業として、人々の豊かな暮らしに貢献するという企業理念のもと、今後も自社および社会の低炭素・脱炭素化の推進を通じて、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指していくとしている。

■新造船主要目
カーゴタンク容量:7500m3
全長:130m
船幅:21.2m
喫水:7.5m

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース