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大和ハウス/富山県高岡市で平屋建てマルチテナント型施設竣工

2023年02月27日/物流施設

大和ハウス工業は2月27日、富山県高岡市でマルチテナント型物流施設「DPL富山高岡」を同28日に竣工すると発表した。

<DPL富山高岡>
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同施設は、2021年5月に竣工した「DPL富山射水」(富山県射水市、延床面積2万4284.29m2)に次いで、大和ハウスにとって北陸地方で2棟目のマルチテナント型物流施設。

平屋建て延床面積1万6756m2の建屋を最大3区画に分けて入居でき、うち1区画について3月1日からEC物流に特化した3PL業者である塚本郵便逓送の入居が決定している。

北陸自動車道「高岡砺波スマートIC」から1.2kmに位置し、富山県や新潟県、愛知県、岐阜県など中日本エリアをカバーする物流拠点として機能するほか、産業団地「ICパーク高岡」内に立地しており、団地内の工場で生産する商品の保管場所としても利用できる。

また、富山県は過去30年間の震災回数が全国最小でありながら、DPL富山高岡では浸水対策として高岡市が1000年に一度の降雨を想定して作成した洪水ハザードマップの予想浸水高よりも床面を高く設定しており、企業のBCP対策にも応える施設仕様を採用している。

環境への配慮としては、空調や照明などに省エネ設備を導入しており、一般的な物流倉庫よりも一次エネルギー消費量を50%以上削減できる「ZEB Ready」を達成しており、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)では最高ランクの五つ星を取得している。

北陸地方ではドラッグストアの出店数増加が進んだことなどで、商品を保管・流通加工できる物流施設の需要が堅調に推移。中でも富山県は北陸自動車道や能越自動車道、東海北陸自動車道により北陸地方全域や東海地方へアクセスできるため、物流施設開発の要所になっており、2021年5月に竣工したDPL富山射水も竣工から8か月で満床を迎えている。

■「DPL富山高岡」概要
所在地:富山県高岡市ICパーク1
交通:北陸自動車道「高岡砺波スマートIC」1.2km
敷地面積:2万9844.04m2
延床面積:1万6756.33m2
賃貸面積:1万6576.69m2
構造・規模:鉄骨造 平屋建て
設計・施工:塩谷建設
着工日:2022年3月14日
竣工・稼働日:2023年2月28日

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